新NISAが始まり、「50代から資産形成を始めたい」という方が増えています。
ですが、相談を受けていると共通しているのが、「知らないうちに損をしやすいパターンがある」ということ。
この記事では、55歳会社員の筆者(よよみり)が、実体験と具体例をもとに
50代が新NISAでやりがちな失敗7つを、分かりやすくまとめます。
老後資産づくりを失敗しないための要点だけをしっかり押さえていきましょう。
50代が「新NISAで失敗しやすい理由」
まず押さえておきたいのは、50代特有の事情です。
- 「老後までの時間が短い」ため焦りやすい
- 相場の下落にメンタルが耐えにくい
- 元本割れの経験が少なく、ついリスクを避けすぎる
- 逆に「一括で一気に買ってしまう」極端な行動にも出やすい
この”50代ならではの感情”が、失敗の原因になりやすいのです。
失敗① 成長投資枠を誤って使う(攻めすぎ or 使わない)
最も多いのが、この2つ。
- 怖くて成長投資枠を使えないまま放置する
- 逆に、一括で買ってしまい下落で後悔する
成長投資枠は「攻め枠」ですが、何も使わない=機会損失。
しかし焦って一括も危険です。
私の実例:2025年11月にSBI投信63万円を売却→楽天証券の成長投資枠でオルカン追加購入
私は2025年11月、SBI証券の投信約63万円を売却し、楽天証券の成長投資枠でオルカンを追加購入しました。
一括ではなく、無理せず、自分のペースで枠を活用していくのが重要です。
※これは特定銘柄の推奨ではなく、考え方の一例です。
ポイント:
成長投資枠は「使わない」のも「一括で使う」のもリスク。
少しずつ、自分のペースで使っていくのがベスト。
失敗② 商品を増やしすぎて管理不能になる
投資初心者ほど、
- オルカン
- S&P500
- 全米株式
- 新興国株式
- 国内株式
…など、似たような商品を大量に買ってしまいがち。
50代は時間が限られているため、商品は3本以内に絞るのが最適解。
私の実例:2025年11月にSBI側の投信を4本売却して商品をスリム化
私も2025年11月にSBI側の投信を4本売却し、口座と商品をスリム化しました。
管理がラクになり、判断スピードも上がります。
ポイント:
商品は2〜3本に絞る。
オルカン1本でも十分。
失敗③ 証券口座を分散しすぎて「管理の迷子」になる
よくある例:
- 楽天証券:NISA
- SBI証券:投信と株式
- 別証券:米国株
これは50代の管理能力を超えやすいです。
私の実例:証券口座を2つに役割分担
私はこう整理しました:
- 楽天証券 → 新NISA(インデックス中心)
- SBI証券 → 日本高配当株+長期投信3本(オルカン、先進国債券、iFree TOPIX)
このように役割分担すると、迷わずに済みます。
ポイント:
証券口座は1〜2つに絞る。
役割分担を明確にする。
失敗④ 積立設定を途中で止めてしまう
下落相場で積立を止めるのは、実は最悪の行動です。
なぜなら、
- 安く買うチャンスを自分で逃す
- 資産形成のリズムが崩れる
私の実例:どんな相場でも積立継続
私はどんな相場でも、毎月の積立だけは継続しています。
続けていれば、下落も必ず「プラスに転じる時期」が来ます。
実際、2025年11月末時点で、楽天証券の旧つみたてNISAで積み立てていたS&P500は+95.78%の含み益になっています。
ポイント:
積立は止めない。
下落時こそ、安く買えるチャンス。
失敗⑤ 手数料の高い商品を買ってしまう
50代は時間が短いため、手数料の差が大きく響きます。
手数料が高い投信は、それだけで成果を食い潰す。
選ぶべきは、
- eMAXIS Slimシリーズ
- SBI・Vシリーズ
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
のような0.1%前後の低コストインデックスファンドのみで十分です。
ポイント:
信託報酬0.1%前後の低コストインデックスファンドを選ぶ。
アクティブファンドは避ける。
失敗⑥ リスク資産と現金のバランスを考えない
50代の資産形成で最も大切なのは、
「攻めすぎないが、守りすぎない」
私の実例:現金14%、リスク資産86%(かなり攻め寄り)
私は2025年11月末時点で、
- 現金:約14%
- リスク資産:約86%
このくらいがちょうど良いと感じています。
ただし、これはかなり攻め寄りのバランスです。
※現金は投資用現金で、生活防衛資金は別です。
一般的な目安:50代なら現金20〜50%を推奨する記事も多い
一般的なFP系の記事では、50代の現金比率は20〜50%程度を推奨するものも多くあります。
自分の不安度やリスク許容度に応じて調整するのが重要です。
ポイント:
現金が少なすぎると不安が増し、多すぎるとインフレ負けする。
自分のリスク許容度に合わせて調整する。
失敗⑦ “目的”がないまま買ってしまう
新NISAで最も多い失敗がこれ。
目的が曖昧だと、
- 下落で売る
- 商品をコロコロ変える
- 積立が続かない
などの悪循環が起きます。
目的の例:
- 65歳までに取り崩しできる資産を作る
- 年金受給までのブリッジ資金にする
- 老後の安心資金として使わず残す
私の実例:60歳セミリタイアの資金として新NISAを活用
私は、60歳でセミリタイアする資金として新NISAを活用しています。
目的が決まれば、商品も枠の使い方も自然と決まります。
ポイント:
新NISAを始める前に、「何のために投資するのか」を明確にする。
目的が決まれば、ブレなくなる。
失敗しないための3つのポイント(結論)
- 商品は2〜3本で十分
- 積立を止めない
- 証券口座は1〜2つに絞る
50代は「攻めすぎず、弱すぎず」のバランスが命です。
50代の新NISAは「攻めすぎず、弱すぎず」がちょうどいい
私自身、55歳から新NISAを本格化させましたが、
淡々と積み立てた結果、資産は着実に増えています。
行動すれば、50代からでも十分に間に合います。
新NISAで失敗しないために、まずは証券口座を開設しましょう。
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免責事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄や投資行動を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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