【株用語入門⑧】FOMO(フォーモ)とは?焦って買ってしまう投資心理7選

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⚠️ 免責事項
本記事は株式投資に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の成果を保証するものではありません。投資判断は必ず自己責任で行ってください。


はじめに

「好決算なのに株価が下がった…」
「話題の株を買ったら、その後暴落…」
「損切りできずに含み損が増えていく…」

これらの失敗の多くは、知識やテクニックよりも“心理”が原因です。

株価は経済だけでなく、人間の感情によっても動きます。
焦り・欲・恐怖といった感情が、冷静な判断を狂わせるのです。

この記事では、投資初心者が陥りやすい投資家心理7選を、具体例と対策を交えてわかりやすく解説します。

この記事でわかること
✅ FOMO(フォーモ)とは何か
✅ 投資家が陥る心理的罠7選
✅ 心理に振り回されない行動のコツ


FOMO(フォーモ)とは?

FOMO(Fear Of Missing Out)とは、「取り残されたくない」「今買わないと損する」と焦って判断を誤る心理です。

SNSやニュースで「急騰」「爆上げ」という言葉を見たとき、人は冷静さを失いやすくなります。 このFOMOこそ、初心者が高値掴みをする最大の原因の一つです。

この記事ではFOMOを含む7つの心理を整理し、感情に振り回されない投資行動を目指します。


投資家心理に関する株用語7選(No.50〜56)

㊿ 強気相場(ブルマーケット)

■ 意味

株価が長期的に上昇している相場。投資家の心理は前向きで、「もっと上がる」と期待が広がっている状態です。 ブル(Bull)は雄牛の角が“下から上へ”突き上げる動作から上昇を象徴します。

■ 起こりやすい状況

景気拡大・企業業績好調・低金利・政策支援など。

■ 注意点

「まだ上がる」という欲が暴走しやすい。高値掴みの典型。

■ 対策

欲に支配されず、長期的な利益確定ラインを事前に設定する。


51. 弱気相場(ベアマーケット)

■ 意味

株価が下落傾向にあり、市場全体が悲観に包まれている状態。 ベア(Bear)は熊が前足を“上から下へ”振り下ろす動作から下落を象徴します。

■ 起こりやすい状況

景気後退・金利上昇・地政学リスク・金融危機など。

■ 注意点

恐怖心から底値で売る「投げ売り」が増える。

■ 対策

弱気相場こそ、長期投資家にとっては“仕込みのチャンス”と捉える。


52. FOMO(Fear Of Missing Out)

■ 意味

「乗り遅れたくない」という焦りの心理。SNSや友人の成功談を見て、冷静さを失う現象。 多くの投資初心者がこれで高値掴みを経験します。

検索でよく使われる関連ワード: 「FOMOとは 株」「FOMO 意味」「株 FOMO 心理」「投資 FOMO 対策」などがあります。 この記事では特に「株式投資におけるFOMO心理」に焦点を当てて解説しています。

■ 実例

2021年「次のテスラ」と話題になった銘柄にFOMO心理で投資し、数週間で暴落。 “話題株”はすでに割高になっているケースが多い。

■ 心理メカニズム

  1. 他人の成功を見て焦る
  2. 「自分も買わなきゃ」と思い立つ
  3. 根拠より感情で判断し高値掴み
  4. 下落後に後悔し、次も同じ行動を繰り返す

■ 対策

  • 一次情報(企業IR・決算)を確認する
  • 「自分の投資ルール」に当てはまらないなら買わない
  • “乗り遅れた”と思ったら一度立ち止まる

■ 投資家格言

「人の行く裏に道あり花の山」 → 皆が飛びつく時ほど冷静になれ。


53. 利確(利益確定)

■ 意味

含み益を確定するために株を売却する行動。売って初めて利益になる。 「利食い千人力」とも言われる。

■ よくある失敗

「まだ上がるかも」と欲を出して利確せず、利益が消える。

■ 対策

  • 買う前に利確ラインを設定する(例:+10%)
  • 分割利確を活用する

54. 損切り心理(塩漬け)

■ 意味

損を確定したくない心理から、下がった株を売れずに持ち続けること。 「そのうち戻る」と希望的観測にすがるのは典型的な失敗パターンです。

■ 対策

  • 買う前に損切りライン(-10%など)を決める
  • 損切りは「失敗」ではなく「リスク管理」
  • 損切り後は過去を引きずらない

格言: 「損小利大」=損は小さく、利益は大きく。


55. 欲と恐怖

■ 意味

相場を支配する2大感情。
「もっと儲けたい」という欲と、「損したくない」という恐怖。 この2つのバランスを崩すと、大損に繋がる。

■ 対策

  • 欲:利益目標を決めて冷静に利確
  • 恐怖:下落局面では一度深呼吸し、データを確認
  • 長期視点を保つ

格言: 「相場は悲観の中に生まれ、楽観の中で終わる」


56. 逆張りと順張り

■ 意味

相場の方向性に「従う(順張り)」か、「逆らう(逆張り)」かという投資スタイル。

■ 比較

順張り逆張り
上昇トレンドで買い、下降で売る下落時に買い、上昇で売る
流れに乗れる/初心者向き割安で買えるがタイミング難

ポイント: 自分の性格と時間軸に合った手法を選び、途中で変えないこと。


まとめ:投資は心理戦。冷静さが成功のカギ

株価は経済指標だけでなく、人の感情でも動きます。 特にFOMO・損切り不能・欲と恐怖は誰もが経験する心理です。

心理に振り回されない3つの習慣:
✅ 売買ルールを事前に明文化する
✅ 感情を排除し、数字で判断する
✅ 長期目線で投資を続ける

冷静さを保ち、心理を味方につけることが、長期で勝ち続ける投資家への第一歩です。


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