医療保険は入院60日型で足りる?判断は「貯金の余力」で決まる

医療保険入院60日型で足りる 家計管理

医療保険を考えるとき、多くの人が悩むのが「入院60日型で本当に足りるのか?」という点です。
ただ、この疑問に対して保険を見直すかどうかから考え始める必要はありません。

安易な保険見直しはおすすめしません。
理由は単純で、医療保険の正解は商品ではなく、家計の状態で決まるからです。

この記事では、保険を変える・増やすという話は置いておき、
「今の入院60日型で足りるかどうか」を判断する考え方だけを整理します。


結論:入院60日型が足りるかは「貯金の余力」で決まる

入院日数が何日か、日額がいくらかよりも重要なのは、
「想定外の出費が出たとき、現金で耐えられるか」です。

医療保険は、医療費を全額カバーするためのものではありません。
家計が壊れないように補助する道具です。


入院60日型で足りる人の共通点

  • 生活防衛資金がある(数ヶ月分の生活費を現金で確保)
  • 入院が長引いても当面の生活費に困らない
  • 医療費以外の出費もある程度は現金で対応できる

このタイプの人は、入院60日型で困る場面は多くありません。
理由は、実際に家計を圧迫するのが「医療費そのもの」ではないからです。


実際に効いてくるのは「医療費以外の出費」

  • 差額ベッド代(個室・少人数部屋)
  • 食事代の自己負担
  • 家族の交通費・付き添い費
  • 入院中の雑費(パジャマ・日用品・レンタル)
  • 仕事を休むことによる収入減(該当する場合)

これらは保険で完全にカバーできません。
結局頼りになるのは現金です。


入院60日型で不安が残りやすい人

  • 貯金が少なく、急な出費で家計が崩れやすい
  • 長期療養のリスクを強く感じている
  • 入院で収入が止まると生活費が厳しい

ただし、ここですぐに保険を見直す必要はありません
まずやるべきなのは、次の2つです。

  • 今の貯金でどこまで耐えられるかを把握する
  • 高額療養費制度で医療費の上限を知る

「医療費では破産しにくい」は事実。ただし…

日本には高額療養費制度があり、医療費の自己負担には上限があります。
この制度がある以上、医療費そのもので家計が破綻する可能性は高くありません。

問題になるのは、医療費以外の支出がじわじわ続くことです。
だからこそ、判断軸は保険内容ではなく現金の余力になります。
この仕組みを知っているかどうかで、必要な医療保険の考え方は大きく変わります。

👉 高額療養費制度:月の自己負担上限と注意点はこちら


保険見直しを急がなくていい理由

医療保険は、不安になったタイミングで見直すほど、
保障を盛りすぎてしまいがちです。

保険料が増えると、貯金が増えにくくなります
これは、入院60日型が足りるかどうかを判断するうえで、完全に逆効果です。

足りているなら、触らない。
これも立派な判断です。


判断の目安(シンプル)

60日型で問題になりにくい目安

  • 数ヶ月分の生活費を現金で確保できている
  • 数十万円の突発支出でも家計が崩れない

不安が残る場合の考え方

  • まずは貯金の厚みを増やす
  • そのうえで本当に不足する部分だけを考える

まとめ:入院60日型で足りるかは「家計」で決める

  • 入院60日型は、多くの人にとって現実的
  • 判断軸は保険商品ではなく貯金の余力
  • 不安になっても、保険見直しを急がない
  • 家計の耐久力を高める方が後悔しにくい

保険は「変えること」よりも、変えなくていい状態を作ることが大切です。
その土台が、貯金の余力です。


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※本記事は特定の保険商品を推奨・否定するものではありません。
家計判断の考え方を整理するための情報提供を目的としています。

👤 この記事を書いた人

よよみり|50代・宅建士・FP2級の現役サラリーマン
不動産業界32年、新NISA月10万円積立中。
資産形成・副業・健康習慣を等身大で実践しています。

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