こんにちは、「よよみり🌿」です。
50代になると、収入アップよりも「毎月の支出をどう減らすか」のほうが大事になってきます。そこでカギになるのが、毎月かならず出ていく固定費の見直しです。
私自身、50代で固定費を徹底的に見直した結果、年間約47万円の削減に成功しました。
(スマホ代:年約8万円削減、電気代:年約6万円削減、保険料:年約30万円削減、自動車保険:年約3万円削減)
この記事では、50代の家計で優先的に見直したい固定費を、効果が大きい順に3つ紹介します。
- スマホ代(通信費)
- 電気代(光熱費)
- 保険料
どれも、いったん見直してしまえばそのあとずっと効果が続く支出ばかり。ムリな節約や我慢はなしで、月1〜2万円の削減も十分狙えます。
なぜ「固定費の見直し」が最優先なのか
節約というと、
- 外食をガマンする
- コンビニをやめる
- 娯楽費を削る
といった「変動費」に目が行きがちですが、50代からの家計管理では固定費のほうが優先です。
固定費を先に削るメリット
- 一度見直せば、あとはほぼ放置でOK(習慣に頼らない)
- 効果が大きく、長く続く(数年単位で効いてくる)
- 精神的なストレスが少ない(我慢・根性に頼らない)
反対に、食費や娯楽などの変動費は、がんばっても長続きしないことが多く、「リバウンドしやすい節約」です。
だからこそ、50代の家計では
「変動費の節約」より「固定費の見直し」が先と考えています。
第1位:スマホ代(通信費)|キャリア見直しで月5,000円以上下がることも
まず一番に見直したいのがスマホ代です。
大手キャリアで
- 通話ほとんどしない
- 自宅はWi-Fiがある
という方でも、1台あたり月7,000〜9,000円になっているケースはまだまだ多いです。
格安プランに変えるだけで一気に下がる
わが家も、大手キャリアから見直した結果、家族3人で月17,000円台まで下げることができました。
とくに、
- データ通信は月3GB前後
- 通話はアプリで済ませられる
- 楽天経済圏(楽天カード・楽天市場など)を使っている
という条件に当てはまるなら、楽天モバイルは選択肢に入れておいて損はありません。
✔ 楽天モバイルが向いている人
- 50代でスマホ代をなるべく抑えたい
- 外で動画を長時間見ない(3GB前後)
- 楽天カード・楽天市場をふだんから使っている
わが家も家族3人で楽天モバイルを使い、3GB以内+家族割で月972円(実質負担)まで下げることができました。
詳しい手順は実体験記事で
楽天モバイルについては、別の記事で実体験ベースでくわしく書いています。
👉 楽天モバイルを家族3人でメイン回線にした実体験|50代が月972円で家計を改善した方法
スマホ代は、見直しの一歩を踏み出すだけでインパクトが大きい固定費です。まずは明細をチェックして、「どのくらい下げられそうか?」を確認してみてください。
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第2位:電気代(光熱費)|「乗り換え」よりも契約内容の見直しが先
つぎに見直したいのが電気代です。
電力会社を頻繁に変えるよりも、まずは
- 契約アンペア(A)の見直し
- 料金プラン(時間帯別など)の確認
- 無駄な使い方(つけっぱなしなど)のチェック
といった基本の見直しから始めたほうが、50代家庭には向いています。
地域電力+プラン見直しで十分なケースが多い
わが家は、これまでの付き合いもあり、地域の電力会社(例:東京電力・東北電力など)を使い続けています。そのうえで、
- 契約アンペアを見直す
- 使っていない時間帯のムダを減らす
- エアコンや冷蔵庫など、消費電力の大きい家電の使い方を工夫する
といった「現実的な節電」で、少しずつ電気代を下げてきました。
【2025年注意】燃料調整額の変動にも注意
2025年現在、電気代は燃料調整額の変動によって大きく変わることがあります。
契約プランだけでなく、毎月の検針票で「燃料調整額」もチェックしておくと、予想外の値上がりに気づきやすくなります。
電気代の詳しい見直し方は、別の記事でくわしく解説しています。
スマホ代と比べるとインパクトはやや小さいですが、年間でみると数万円の差になってきます。こちらも、いったん見直してしまえば、あとはほとんど手がかかりません。
第3位:保険料|「入りすぎ」を整理して貯蓄へ回す
最後の3つ目は保険料です。
50代は、
- 若いころからの終身保険
- 医療保険・がん保険
- 会社の団体保険
など、知らないうちに保険だらけになっていることが多いです。
私の実例:保険見直しで年間33万円削減
私自身、50代で保険を徹底的に見直しました。
結論:がん保険は全て解約、終身生命保険もやめて掛け捨て生命保険のみ、医療保険は県民共済に変更。
【見直し前】保険料の無駄が多すぎた
- 終身生命保険:月15,000円(60歳払込満了、死亡保障500万円)
- がん保険:月8,000円(診断一時金100万円、入院日額1万円)
- 医療保険:月6,000円(入院日額1万円、手術給付金あり)
- 自動車保険:年間58,000円(代理店型)
合計:月29,000円+年間58,000円(年間約41万円)
【見直し後】必要最小限に絞った
- 掛け捨て生命保険(定期保険):月2,000円(死亡保障1,000万円、65歳まで)
- がん保険:全て解約(貯蓄でカバー)
- 医療保険:県民共済(月2,000円、入院日額5,000円+死亡保障200万円)
- 自動車保険:年間28,000円(ネット型、車両保険なし)
合計:月4,000円+年間28,000円(年間約7.6万円)
削減効果:年間約33万円
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公的保障を踏まえて「必要最小限」にする
保険を見直すときは、まず
- 健康保険(高額療養費制度など)
- 会社員なら傷病手当金
- 住宅ローンがあれば団体信用生命保険(団信)
といった公的保障・すでに付いている保障を確認します。
そのうえで、
- 過剰な死亡保障は減らす(子ども独立後など)
- 重複している医療・がん保険は整理する
- 「貯蓄でカバーできるリスク」は保険ではなく貯金で備える
といった考え方で、必要最小限に絞っていくイメージです。
保険見直しの詳細は別記事で解説
保険見直しの具体的な手順・判断基準は、別の記事でくわしく書いています。
👉 【家計管理③】50代がまず見直すべき保険3つ+自動車保険の毎年見直しで年3万円削減【実体験】
✔ 保険見直しの3大原則
- 保険は保険、投資は投資で分ける
- 貯蓄性の保険には絶対に入らない
- 掛け捨てで必要最小限の保障を確保
固定費を見直すと、どれくらい下がるのか?【私の実例】
ここまでの内容を、私の実例ベースでシミュレーションしてみます。
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 | 年間削減額 |
|---|---|---|---|
| スマホ代(家族3人) | 月24,000円 | 月17,000円 | ▲84,000円 |
| 電気代 | 月15,000円 | 月10,000円 | ▲60,000円 |
| 保険料 | 月29,000円 | 月4,000円 | ▲300,000円 |
| 自動車保険 | 年58,000円 | 年28,000円 | ▲30,000円 |
| 合計 | — | — | ▲474,000円 |
年間約47万円の削減
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削減したお金は「老後資金づくり」に回す
固定費を見直して浮いたお金は、
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- 生活防衛資金(半年〜1年分)
- 夫婦の将来の楽しみ(旅行・趣味)
といった「将来の安心」と「楽しみ」に振り向けるのがおすすめです。
新NISAや投資信託の始め方は、別の記事にまとめています。
今日からできる「固定費見直し」3ステップ
最後に、この記事を読んだあとにすぐできるステップをまとめます。
ステップ1:現状の固定費を「見える化」する(5〜10分)
- スマホ代の明細(1ヶ月分)
- 電気代の明細(1〜3ヶ月分)
- 保険料の一覧(通帳の引き落とし・クレカ明細)
まずは、いくら払っているのかを把握するところからです。
ステップ2:どこまで下げられそうかをざっくり計算する(10分)
- スマホ代:格安プランに変えた場合の料金を公式サイトでチェック
- 電気代:契約アンペア・プランを確認(検針票をチェック)
- 保険料:明らかに重複しているものがないか確認
「全部いきなり完璧にやろう」とせず、ざっくりでOKです。
ステップ3:一番インパクトの大きいものから手をつける(30分〜)
迷ったら、スマホ代 → 電気代 → 保険料の順で見直してみてください。
- スマホ代:楽天モバイルの実体験記事を読む
- 電気代:電気代見直し①〜③の記事を読む
- 保険料:加入している保険を紙に書き出して整理する
まとめ|50代は「固定費を整える」だけで家計が一気にラクになる
あらためて、50代が優先して見直したい固定費3つをまとめます。
- スマホ代(通信費):キャリア見直しで月5,000円以上下がることも
- 電気代(光熱費):地域電力+契約内容の見直しでムリなく節約
- 保険料:公的保障を踏まえて「入りすぎ」を整理
どれも、いったん手をつけてしまえばその後はずっと効果が続く節約です。
50代からの家計管理は、
「ガマンする節約」ではなく、「固定費を整えてラクに暮らす」
という発想で進めていきたいところです。
この記事が、みつのりさんと同じ50代の方の家計を見直すきっかけになればうれしいです。
固定費の見直しで浮いたお金は、新NISAや生活防衛資金に回すのがおすすめです。
私も、浮いた月3万円を新NISAの積立に回しています。
新NISAでS&P500やオルカンを始めてみようかな…と思った方へ。
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よよみり|50代・宅建士・FP2級の現役サラリーマン
不動産業界32年、新NISA月10万円積立中。資産形成・副業・健康習慣を等身大で実践。


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