「電気代を見直したはずなのに、思ったほど下がらない…」
そんなときは、どこかで“よくある落とし穴”にハマっている可能性があります。
この記事では、電気代が思ったように下がらない主な原因を5つに整理し、50代の家計でやりがちなポイントに絞って解説します。
電気代の見直しは、電気代見直し①|契約・アンペア編で「どのプラン・アンペアにするか」を整え、
電気代見直し②|ムダを捨てる節電テク編で「実際の使い方」を見直し、
最後にこの③で「よくある落とし穴」をつぶしていく流れにすると、全体像がつかみやすくなります。
まだ①②を読んでいない方へ
この記事は、契約編・節電テク編の「仕上げ」として読むと理解しやすくなります。
まずは①②で電気代の土台を整えてから読み進めるのがおすすめです。
①【落とし穴1】古いプランの「割引切れ」に気づいていない
数年前に申し込んだ電気料金プランには、次のような期間限定の割引が付いていることがあります。
- 「最初の1〜2年だけ 基本料金◯%割引」
- 「◯年目まで 電力量料金◯%割引」
この割引が終了しているのに、そのまま同じプランを使い続けていると、実質的に割高なプランになっているケースが少なくありません。
また、近年は燃料費調整額の上昇や単価改定も多く、
「以前と同じ生活なのに電気代だけ上がっている」という場合、割引終了+単価改定+調整額アップが重なっていることもあります。
→ 対策:検針票やマイページでプラン名を確認し、公式サイトで 「現在の料金体系」「割引の有無」「最近の単価改定」「燃料費調整額の推移」を一度チェックしておく。
今の契約プランが自分の家に合っているかの判断は、 電気代見直し①|契約・アンペアの見直しで詳しくまとめています。
②【落とし穴2】オール電化なのに「一般的な新電力プラン」に変えてしまう
オール電化住宅は、本来夜間の安い電気を前提とした専用プランで使うことが想定されています。
ここから、一般的な従量電灯プランや一部の市場連動型プランに乗り換えると、 かえって電気代が高くなるケースが多いです。
「乗り換えたのに高くなった…」という相談のかなりの割合が、このパターンです。
最近は、オール電化専用プランの中でも燃料費調整額や市場価格の影響で割高になっているプランもあります。
「オール電化だから専用プランなら何でもOK」ではなく、同じオール電化向けプラン同士で比較することが大切です。
→ 対策:
- 自宅がオール電化かどうかをまず確認する
- オール電化なら、専用プラン同士(夜間割引プランなど)を比較する
- 市場連動型・燃料費調整の条件も含めてチェックする
→ 詳しくは 電気代見直し①|契約プランの確認方法
③【落とし穴3】子ども独立後も「昔のアンペア」のまま
50代になると、
- 子どもが独立して家を出た
- 共働きで日中はほとんど家にいない
といった変化がよく起きます。
それでも、30代・40代のときのまま 60A契約を続けていると、 現在の生活にはオーバースペックになっていることがあります。
アンペア数は、そのまま基本料金=固定費に直結します。
ブレーカーがほとんど落ちない生活であれば、40Aや30Aに下げても問題ないケースも多いです。
→ 対策:
- ここ1〜2年でブレーカーが落ちた回数を思い出す
- 同時に使う家電(エアコン・電子レンジ・IHなど)の組み合わせを確認する
- 心配であれば40A → 30Aと一気に下げず、段階的に様子を見る
アンペアの見直し手順や目安は、 電気代見直し①|契約・アンペア編に詳しくまとめています。
④【落とし穴4】夏・冬だけ電気代が跳ねる「エアコン運転のムダ」
「春・秋はそれほどでもないのに、夏と冬だけ電気代が一気に上がる」
このパターンは、ほぼ間違いなくエアコン周りに原因があります。
よくあるムダは次のとおりです。
- 冷房26℃・暖房24℃など、少し攻めすぎた設定温度
- ずっと「弱運転」のままで、部屋がなかなか冷えない/暖まらない
- フィルター掃除をシーズンを通して一度もしていない
- 南向きや西日の窓に、遮光カーテン・断熱シートなどの対策をしていない
エアコンは家庭の電気代の中でトップクラスに比率が高い家電です。
ここにムダが残っていると、契約や他の節電を頑張っても全体がなかなか下がりません。
→ 対策: まずは次の3つだけで十分です。
- 設定温度を「今より1℃だけ」見直す(冷房28℃/暖房20℃を目安に、体調に合わせて調整)
- 風量は「弱」ではなく自動運転を基本にする
- 冷暖房シーズン中は月1回フィルター掃除をする
エアコンの具体的な節電方法は、 電気代見直し②|ムダを捨てる節電テク12選で詳しく解説しています。
⑤【落とし穴5】シミュレーションをせず「なんとなく」で電力会社を選んでいる
電気代見直しで一番もったいないのが、「なんとなく安そう」「CMをよく見るから」などのイメージだけで電力会社やプランを決めてしまうパターンです。
電気料金の有利・不利は、
- 世帯人数
- 日中の在宅時間
- オール電化かどうか
- 住んでいる地域・単価
などで大きく変わります。
同じ会社・同じプランでも、「合う家庭」と「合わない家庭」がはっきり分かれます。
→ 対策: 比較サイトや電力会社公式のシミュレーションに、
- 直近1年分の使用量(kWh)
- 季節ごとの電気代の傾向
を入力して、実際の数字で比較する。
感覚ではなく「数字」で見ることで、合うプラン・合わないプランがはっきりします。
あなたの家だと、いくら下がる?
使用量を入力するだけで、電気料金のシミュレーションができます。
「どのプランが合うか分からない…」と感じている場合は、まず数字で比較してみてください。
→ 詳しくは 電気代見直し①|契約プランの確認方法
⑥ どれくらい下がるのか?現実的な目安
契約・使い方・落とし穴の3つをセットで見直すと、家庭によっては年間1〜3万円前後の削減も十分あり得ます。
ただし、削減額はあくまで目安であり、
- 地域の単価
- 世帯人数・生活スタイル
- オール電化の有無
- 最新の料金改定状況
によって大きく変わります。
実際の削減額を確認したい場合は、必ず各社のシミュレーションや公式の料金表でチェックしておくと安心です。
⑦ まとめ:①契約 × ②節電テク × ③落とし穴で「下がるべき電気代」に戻す
電気代を下げるうえで大事なのは、どれか1つだけを頑張るのではなく、
- ① 契約編 … プラン・アンペア・基本料金の土台を整える
- ② 節電テク編 … エアコン・給湯・冷蔵庫など「使い方」のムダを減らす
- ③ 落とし穴編(この記事) … 見落としがちなポイントで損をしないようにする
この3つをセットで整えることです。
「いろいろ頑張っているのに下がらない…」というときは、今回の5つの落とし穴のどこかに引っかかっていないか、いちど見直してみてください。
電気代を整えたあとは、通信費やその他の固定費も見直しておくと、家計全体がかなりラクになります。
固定費全体の整理は、家計管理①|固定費全体の見直し、
スマホ・ネット代は、家計管理②|通信費の見直しで具体的にまとめています。
そして、電気代や通信費で浮いたお金を、少しずつ将来のために回していくなら、
楽天カード×新NISAの記事をセットで読んでおくと、
「固定費削減 → 投資」という流れがイメージしやすくなると思います。

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